ゆき化粧・秋野菜・星月まふゆの日記

小説を書く星月まふゆとイラストを描く秋野菜と2人を取りまとめるゆき化粧の1人3役ブログです。

「僕はロボットごしの君に恋をする」星月まふゆの所感

初めまして、星月まふゆです。

 

本来私は小説を書いてそのご報告をさせていただく役割だったのですが、思った以上に小説を書くのが難しく、アイデンティティを失うどころかそもそも認知をされずに消えることになりそうだったので、少し方針を改めさせていただきたいと思いました。

 

小説を書いてその報告をさせていただく形から、しばらくは星月が読んだ本の感想を記事にする役割をさせていただきたいと思います。その他、文学的な活動をした際には星月名義でご報告させていただきたいと思いますので、生存報告ができるよう精進したいと思います。

 

というわけで本日は最近読んだ山田悠介氏の新作にして最高傑作と謳われている「僕はロボットごしの君に恋をする」についての所感です。

 

※以下、配慮はしておりますが、あくまで感想なので多少のネタバレでも気にされる方はお気をつけください。

 

 

「僕はロボットごしの君に恋をする」私の初山田悠介作品は心躍るタイトルでした。

 

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『2060年、三度目のオリンピック開催が迫る東京で、人型ロボットを使った国家的極秘プロジェクトが進んでいた。プロジェクトメンバーの健は、幼なじみで同僚の陽一郎、そして彼の妹の咲に助けられながら奮闘する。


ところが、咲の勤務先にテロ予告が届き事態は急変した。目的を達するために、はてしなく暴走する研究者の狂気。はたして健は、テロを防ぎ、想いを寄せる咲を守れるのか?そしてラストに待ち受ける衝動と、涙の結末は?男の打った最後の一手が、開けてはいけない扉を開ける! 』(河出書房新社ホームページより引用)

 

本屋はたまに通るくらいの方でも一度は目にしたことはあるのではないかというくらいの人気であり話題作である今作品。作品を語る上で2つの方向があると思われる。それは本書、そして刊行前より始動していたアニメPVとしての本作。

 

まずアニメPVとしての本作を見て行きましょう。書店によく足を運ぶ人ならば、住んでいる地域によっては盛大に設けられた「僕ロボ」のコーナーに驚いた人もいるでしょう。通常の小説のローンチとは一風変わって書店を華美に飾る起因となったものがこのアニメPVプロジェクト。 

 

私としては本編を読む前に世界観を印象付けるために読む前にもじっくり視聴しておくことはオススメしたいです。この手の小説で、読む前から視覚情報としてキャラクターや世界観が吸収できるのは斬新で価値のあるものだと思います。

 

ただこのアニメPV、やはり面白くなるのは本作を読了してからもう一度見直した時だと思います。本編を見ているからこその全て風景のフラッシュバックとでも言うのでしょうか、こう言う心情が映像として落とされたのかと思い返すことができる作品が本編と別に用意されているのは、やはり素晴らしい。

 

 そして本編ですが、まず読了した時点で読みやすいなと思いました。文体や出てくる語句も難しすぎないように吟味されていて、あまり本に馴染みがない人にでも優しい文章でもあり、日常的に本を読んでいる人でも読み応えのある作品でした。

 

本編に触れることは言えませんが、私が注目していた登場人物は「咲」です。タイトルにある「恋」は彼女のためにあるものだと感じました。

 

そしてもう一つのタイトルである「ロボット」。日本では昔から注目している分野で、近いうちに今ある仕事の大半はロボットに交代する時代が来るなどと提言している方もいるほどに我々の生活に迫っている未来に、本書はどのようにアプローチして来るのか、20世紀の今だからこそ非常に読み応えがあると思います。

 

山田悠介氏は以前より「リアル鬼ごっこ」や「その時までサヨナラ」など様々なヒット作を排出するミリオン作家です。本書を読むことで得るものは人それぞれでしょう。ですが一度手にとってみることであなたにとっての価値が見えて来る一冊であると思います。

 

これからも星月まふゆは琴線に触れた本をご紹介していきます。

というわけで本日は山田悠介氏の作品「僕はロボットごしの君に恋をする」の所感を述べさせていただきました。

 

この記事は感想ということで、非常に個人的な評価基準になってしまいますが、この記事が多くの方を不快にさせることなく、あわよくば誰かの購買決断への後押しになればと思います。

 

初めての投稿となりましたが今後もこのように本の感想や文学にまつわる記事を書かせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。それでは、星月まふゆでした。